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2024.02.27 (火)
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わたしとナルトシザー | palfun 千石店
地元で「鶴ヶ城」と呼ばれ親しまれる「会津・若松城」や、内部が2重らせんになった不思議な木造建築「さざえ堂」。
歴史の魅力あふれる街、福島県会津若松市で3店舗展開されている美容室palfun。
中でもとりわけ明るく賑やか、個性あふれるスタッフ揃いのpalfun千石店、田村さんにお話を伺いました。
■ナルトシザーを知ったきっかけから教えてください。
美容ディーラーさんから話に聞いて、興味を持ったんです。
それでHPやSNSで調べていくうちに、その魅力にどんどん惹かれていきました。
ナルトシザーでカットしている動画は見ていて気持ちよくて、使ってみたいと思いました。
■動画まで見てくださったんですね!
はい。
そんなときタイミング良く、ナルトシザーの営業さんが会津若松を訪れていると聞いて、サロンに寄っていただいたんです。そこで初めて本物と出会いました。
■はたして・・・
絶対に即決はしない!と思いながらウィッグで試し切りしたんです。それが気が付けば、ウィッグの毛が少なくなっている!
その時はじめて、カットしている自分の手が止まらないことに気付いたんです。驚きでした。
切っていてこんなに気持ちいいなんて!切るのがこんなに楽しいなんて!
今すぐにでも仕事で使いたいと思いました。
■嬉しいお言葉、ありがとうございます。
注文したシザーが届き、シザーの入っている桐箱を開いたときの、シザーの輝きとフォルムが美しくて。
まずたくさん写真を撮りました。
サロンワークで実際に使用して、やはり、切れ味の良さに感動しました。
切っている感じがしないほど早く切れて、不思議な感覚なんです。
サクサクとスムーズに切れるので、カットが楽しく、ずっと切っていたくなります。
聞かれてもいないのに、自分からナルトシザーの凄さをお客様に熱弁してしまうこともありました。
■お客様の反応は?
初めて担当したお客様に「切られている感覚ないけど、髪が落ちてるってことは切れてるんですね」と言われたり、
「カットされていて気持ちがいい」という言葉もいただきました。
きっとナルトシザーのおかげだと思っています。
嬉しい気持ちになります。
■ご満足いただけてよかったです。
ナルトシザーを使い始めて「もっと若いとき出会っていたかった!」と思いました。
これから少しでも長く使いたいという思いが募り、短いあいだにシザーの数が増えていきました。
■続々とハサミを揃えてくださったんですね。
はい。
最初に購入したマチックラインSが届いた1週間後に、やっぱり欲しくなってセニングも購入しました。
今、全部で5丁使っています。
左より
フォルテグレイバーST(5.15インチ):いちばん最近購入しました まるで自分の手の一部のように細かい作業ができます このシザーも楽しいです
三梳きトラントS26:最初のシザーが届いて1週間で、やっぱり欲しくなって購入しました
マチックラインS(5.8インチ):最初に購入したシザーです
二梳きヘネシーハーフラインS31唐草:唐草で揃えたかったんです
ダックボードZ唐草(5.8インチ):初めに見たときから憧れのシザーでした
■特にお気に入りはありますか?
いちばん好きなナルトシザーは、ダックボード唐草です。
最初、唐草デザインに惚れたんです。
恐る恐る試し切りさせてもらったら、軽くなめらかな開閉で力が要らない。サクサク切れるのに切れ味がやわらかい。
今までにない感触で、もう手放せないほど、一瞬で虜になりました。
使い続けるほどに良い味が出るんじゃないかと、ワクワクしました。
■どのようなシーンでご愛用いただいているんでしょうか?
使いはじめた頃は、仕上げのドライカットで使用していました。
最近は、ウェット時のベースカットでもよく使用しています。
スライドカット、チョップカットなど、どんな時でも使えるんです。
ナルトシザーのハサミたちからは、工場の職人さんの熱意が伝わってくる気がします。
職人さんたちに感謝しています。この技術を是非継承していただきたいです。
■これからナルトシザーデビューされる方へ、アドバイスをいただけますか?
シザーそれぞれに特徴と役割があるので、自分の技術や目的にあったものが必ず見つかると思います。
シザー選びは慎重に、自分に合ったものに出会ってほしいです。
■充実した美容師人生を送っていらっしゃいますが、特に心に残っているエピソードをおしえてください。
現在96歳の、わたしのおばあちゃん。
わたしはときどき会いに行き、ベッドでおばあちゃんの体を起こしてカットするんです。
おばあちゃんは普段、あまり言葉を発しないのですが、その日カットを終えたら、
「キレイになったなあ」ってゆっくりと話してくれたんです。
今は立つことも出来ず、孫のわたしのことも覚えていないおばあちゃん。
それまで「こんなとき美容師なんて、役に立たない」と涙を流してばかりいたわたしは、その一言で救われました。
できることがあってよかった。
そのときの気持ちと、おばあちゃんの声はずっと忘れません。