ナルトシザーとはCONCEPT

1963年の創業以来、60年以上理美容ハサミを専門に作り続けてまいりました。

「切った感覚がやわらかい」と評されるナルトシザーの製品は、職人が二枚の刃のバランスを絶妙に仕上げることで作り出されます。
その抜群の切れ味でカットされた毛髪は切断面がきれいで、ダメージ毛になりにくいという特徴があります。

ナルトシザーは「最良のパートナー」を作っている。

「良いハサミってどんな物ですか?」ナルトシザーの職人に質問すると必ず「技術者の方によって違うなぁ」と返ってきます。「手の形」や「好みの刃付け」を始め、人それぞれの最良を、耳で聞いて、頭でイメージしながら、職人は手でハサミを作っています。

長く長く使ってもらえるように。

表の刃の理想的な角度は45度、厚さを保ったまま刃元から刃先まで均一に仕上げていきます。刃の厚みが切れのやわらかさを生み出します。
刃と部品は一つ一つ手作業で鏡面仕上げをします、長く長く使ってもらいたいからです。
金槌で叩いて作り出す刃の「反り」は髪の毛一本分の約0.03mm。二枚の刃を同一に仕上げないといけません。計測器は無く、目と経験で判断し作り上げます。
砥石で裏の刃に刃線をつけていきます。研ぎ過ぎたり、足りなくてもダメ。丁度いい所を感覚で判断しないとスムーズな開閉になりません。
研ぐことで返り刃が出ます。これを取り除くのも職人技。一歩間違えればそのハサミは台無しになってしまいます。
セニングシザーズの櫛の刃角度、専用のヤスリで少しずつ作っていきます。これが難しいのです。

そしてもっとこだわる。

「技術者さんのカット技法に合った刃付けってどんな感じだろう」
「この方に合ったハンドルはどんな形だろう」
「修理に来たハサミを新品みたいにして返したい」
「お客さんの手元に100点のハサミを届けるにはどうしたらいいだろう」
常に考えながらナルトシザーは作られています。
すべては使う人の理美容人生のパートナーで在りたいから。

そして最後に「良し」とするのは実際にハサミをお使いになる理美容師の皆様です。使っていただくハサミを「最良のパートナー」にするために職人達は今日も技術を磨き続けています。

NARUTO SCISSORS MOVIE

ナルトシザーのハサミの特徴FEATURES

ナルトシザーが
長く使える理由

ナルトシザーの一番の特長は「長く使える」こと
その理由は独自構造「円形立体触点」と「職人による刃の研ぎと仕上げ」です。

触点の摩耗をなくす「円形立体触点」と職人の研ぎの技術が、
かつては消耗品と思われていたハサミの長期使用を可能にしました。

理美容人生を共にする「相棒(パートナー)」として
ナルトシザーズを是非お試しください。

鋼材

球状マルテンサイト系特殊合金を使用

刃形状

ハマグリ刃

蛤に似た形のハマグリ刃。流線型に盛り上がっていて滑らかに力を逃がしながらカットします。
柔らかい切れを感じて頂けます。

ハマグリ刃の写真 ハマグリ刃のイラスト

剣刃

刀剣の様に真ん中に向かって山になっています。 真ん中の厚みを活かし分厚いパネルや、硬い毛にも負けない、力強い切れを感じて頂けます。

剣刃の写真 剣刃のイラスト

笹刃

笹刃は柳刃よりも丸みを帯びた形状で、 髪の毛を逃しながら切るドライのスライドカットに適しています。
※柳刃とはナルトシザーのスタンダードな刃形状です。

笹刃の写真 笹刃のイラスト

ハンドル

5種類のハンドルタイプがあります。ご要望に合わせたハンドルのカスタマイズもお受けしております。

ヘネシー

角度の付いたヘネシータイプは、ハサミの使用時に手首や肘の負担を軽減する効果があります。

ストレート

スタンダードなオフセットタイプです。

フレキシブル

ストレート形状を基本に、手の立体的な形に合わせたハンドルです。
自然に握りやすくカット時の可動域の広さと安定感を両立させています。
またチョップカット時、 親指を引っ掛けやすくなっています。

ヘネシーとストレート
正面に構えた際の肘の位置の違い

メガネ (左右非対称)

ややオフセット形状のメガネタイプです。
オフセットハンドルに慣れた方にも使いやすい形になっています。

メガネ(左右対称)・
両フックメガネ

シンメトリーなメガネタイプです。
両側に小指掛けがついたリバーシブルで使用できるセニングシザーズもございます。

セニングシザーの特徴

セニングシザーズの種類と特徴

セニングシザーズのカットについての図

二梳き、三梳き、四梳き、五梳きの基本4タイプと、梳きがランダムに並んだバリエーションシリーズがあります。その特徴は櫛の先端、小さな溝が段々に配置された構造です。それぞれの溝に分散して毛髪が入るので、カット時セニングラインが出にくくなります。

また、櫛刃の毛髪の抜けが良いように櫛の角を両面に面取りしています。そのため引っ掛かりが無くスムーズに抜け、毛髪に優しい自然なカットができます。

正刃(Sタイプ)と逆刃(Bタイプ)があり、逆刃は刈り込みなど毛を馴染ませながらスムーズにこなせます。

櫛刃(くしば) 形状

櫛刃は先端の形状の違いで、様々な特徴があります。

櫛刃先端の形状

SタイプとBタイプ

Sタイプ (正刃)

正刃(せいば) とも呼ばれるタイプ。
動刃側が切れる刃、 静刃側が櫛刃のスタンダードなセニングシザーです。

Sタイプ (正刃)の写真

Bタイプ (逆刃)

逆刃(ぎゃくば)とも呼ばれます。
Sタイプとは逆で、動刃側が櫛刃になっています。刈り上げのぼかしなどに活躍します。

Bタイプ (逆刃)の社員